解説
大きな塔を見上げて思わず声が出たとき、英語では What a tall tower! と言えます。驚いたときや気持ちが強く動いたときに「なんて〜なんだろう」と言うこの文が、感嘆文です。How の文 → What の文 → 2つの見分け方とたずねる文とのちがい、の順に、例文で確かめていきます。
はじめに ふつうの文と感嘆文
同じ塔のことを、ふつうの文で言うとこうなります。
- This tower is very tall. (この塔はとても高い。)
見上げて思わず声が出たときは、こう言えます。
- What a tall tower! (なんて高い塔なんだろう。)
このように、驚いたときや気持ちが強く動いたときに「なんて〜なんだろう」と言う文を、感嘆文といいます。感嘆文は、ふつう What か How で始め、書くときは文の最後にふつう !(びっくりマーク)をつけます。
感嘆文では、2種類の言葉が手がかりになります。形容詞は、cold や tall のように、ようすを表す言葉です。名詞は、tower のように、ものの名前を表す言葉でした。
1How の感嘆文 How + 形容詞 + !
How の感嘆文は、How のすぐ後ろに形容詞を1つ置くだけでできます。
冬の朝、外に出たときの一言です。
- How cold! (なんて寒いんだろう。)
How と、寒いという意味の形容詞 cold、それに ! の3つでできています。
サッカーの試合で点が入った場面なら、こう言えます。
- How exciting! (なんてわくわくするんだろう。)
exciting も、わくわくするというようすを表す形容詞です。How のあとに形容詞が1つ、最後に !。短い文ですが、これで「なんて〜なんだろう」という気持ちが伝わります。
2What の感嘆文 What + a + 形容詞 + 名詞 + !
What の感嘆文では、What の後ろに名詞が来ます。1つのものなら、What a のあとに形容詞と名詞を続けます。
- What a tall tower! (なんて高い塔なんだろう。)
語の順番は、What、a、tall、tower、最後に ! です。tower は1つなので、What の後ろに a が入ります。この a を落とさずに書けるようにしておいてください。
ただし、a をつけないときもあります。1つ目は、2つ以上のもの、つまり複数形のときです。
- What cool shoes! (なんてかっこいいくつなんだろう。)
shoes は複数形なので、a はつけません。
2つ目は、数えられない名詞のときです。weather(天気)は数えられない名詞です。
- What wonderful weather! (なんてすばらしい天気なんだろう。)
weather の前にも a はつけません。1つのものなら What a、2つ以上のもの(複数形)や数えられない名詞なら a はつけません。名詞が1つのものかどうかを、書く前に確かめます。
3見分け方とたずねる文 すぐ後ろに名詞のかたまりがあるか
How と What のどちらを使うかは、How や What のすぐ後ろに名詞のかたまりがあるかどうかで見分けます。すぐ後ろに名詞のかたまりがあれば What、形容詞だけなら How です。
同じ塔を見たときの2つの文で比べてみます。
- What a tall tower! (なんて高い塔なんだろう。)
- How tall! (なんて高いんだろう。)
上の文は、すぐ後ろに a tall tower という名詞のかたまりがあるので What です。下の文は、名詞を言わずに、高いというようすだけを言っています。すぐ後ろが形容詞の tall だけなので How です。
もう1つ大事なのが、疑問文(たずねる文)とのちがいです。What や How は、たずねる文でも使いました。
- What is this? (これは何ですか。)
この What は「何?」とたずねています。感嘆文の What は、「何?」とたずねているのではなく、気持ちを強く言っています。
How も同じです。塔の高さについての2つの文を並べてみます。
- How tall is this tower? (この塔はどれくらいの高さですか。)
- How tall this tower is! (この塔はなんて高いんだろう。)
上は高さをたずねる文、下は感嘆文です。2つの文では is の場所がちがいます。たずねる文では is が this tower の前にあり、感嘆文では this tower、is の順で、主語のあとに動詞が来ています。
下の文には this tower という名詞が入っていますが、これは主語です。How のすぐ後ろは tall という形容詞だけなので、こちらも How になります。文の最後も、たずねる文は ?(はてなマーク)、感嘆文はふつう ! です。
まとめ How と What を、すぐ後ろの言葉で選ぶ
感嘆文は、次の順で組み立てます。
「なんて〜なんだろう」と言いたい → How や What のすぐ後ろを見る → 形容詞だけなら How + 形容詞 + ! → 名詞のかたまりがあれば What +(1つのものなら a)+ 形容詞 + 名詞 + ! → たずねる文とは is の場所と文の最後の記号で区別
よくある間違いは、What の後ろの a を落としてしまうことです。1つのものの感嘆文を What で書いたら、a があるかを確かめるくせをつけてください。
How と What の形のまとめ
始め方 | すぐ後ろに来るもの | 形 | 例 |
|---|---|---|---|
How | 形容詞だけ | How + 形容詞 + ! | How cold!/How exciting!/How tall! |
What(1つのもの) | a + 形容詞 + 名詞 | What + a + 形容詞 + 名詞 + ! | What a tall tower! |
What(2つ以上のもの) | 形容詞 + 名詞(複数形) | What + 形容詞 + 名詞 + ! | What cool shoes! |
What(数えられない名詞) | 形容詞 + 名詞 | What + 形容詞 + 名詞 + ! | What wonderful weather! |
たずねる文と感嘆文の比べ方は、次の表のとおりです。
文 | is の場所 | 文の最後 | 例 |
|---|---|---|---|
たずねる文 | this tower の前 | ? | How tall is this tower? |
感嘆文 | this tower のあと | ふつう ! | How tall this tower is! |
用語のまとめ
用語 | 種類 | 意味 |
|---|---|---|
感嘆文 | 文法の用語 | 驚いたときや気持ちが強く動いたときに「なんて〜なんだろう」と言う文。ふつう What か How で始める |
形容詞 | 文法の用語 | cold や tall のように、ようすを表す言葉 |
名詞 | 文法の用語 | tower のように、ものの名前を表す言葉 |
How | 感嘆文の始め方 | すぐ後ろに形容詞だけを置く。How cold! など |
What | 感嘆文の始め方 | すぐ後ろに名詞のかたまりを置く。What a tall tower! など |
!(びっくりマーク) | 記号 | 感嘆文を書くとき、ふつう文の最後につける |
疑問文 | 文法の用語 | たずねる文。文の最後は ?(はてなマーク) |
複数形 | 文法の用語 | 2つ以上のものを表す名詞の形。What の感嘆文では a をつけない |
数えられない名詞 | 文法の用語 | weather(天気)など。What の感嘆文では a をつけない |
よくある間違い
1つのものなら、What の後ろの a を落としません。 tower は1つなので、What a tall tower です。
- × What tall tower!
- ○ What a tall tower!
複数形の前に a はつけません。 shoes は2つ以上のものを表す複数形です。
- × What a cool shoes!
- ○ What cool shoes!
すぐ後ろに名詞のかたまりがあるときは、How ではなく What で始めます。 a tall tower には tower という名詞があります。
- × How a tall tower!
- ○ What a tall tower!
形容詞だけのときは、What ではなく How で始めます。 exciting は形容詞で、後ろに名詞がありません。
- × What exciting!
- ○ How exciting!
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How と What の見分け方を例文といっしょにもう一度確かめたいときは、アニメーション編の動画を見てください。
重要語句 感嘆文、How ~!、What a ~!、なんて