中学英語・中3・関係代名詞・No.64

関係代名詞② 主格 which・that(ものを説明する)

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解説

友だちと、スタジアムへ行くバスを探しているとき、英語では This is a bus which goes to the stadium. と言えます。a bus の後ろに続く which は、どんなものかを後ろから説明するときに使う関係代名詞です。which でものや動物を説明する形、which の後ろの部分の作り方、that と who・which の選び分けの順に、例文で確かめていきます。

はじめに 前回の who のふり返り

前回は、人を説明するときの who を習いました。

  • I have a cousin who plays the piano. (わたしには、ピアノをひくいとこがいます。)

関係代名詞は、名詞、つまり人やものを表す言葉の後ろに置いて、どんな人か、どんなものかを後ろから説明する部分を始める言葉でした。who の前にある、説明される人の言葉を先行詞といい、who の後ろの動詞は、先行詞に合わせて形を決めました。

もう1つ、主語も思い出しておきます。主語は、ふつうの文で最初に来る「〜は」「〜が」にあたる言葉でした。

今日覚えるのは、ものや動物を説明するときの which と、人にもものにも使える that です。

1which でものや動物を説明する ものや動物の言葉の後ろに which、そのあとに説明

最初の文をもう一度見てみましょう。

  • This is a bus which goes to the stadium. (これはスタジアムへ行くバスです。)

日本語では「スタジアムへ行くバス」のように、どんなバスかの説明がバスの前に来ます。英語では a bus を先に言って、説明はその後ろに続けます。which は、ものや動物を表す言葉の後ろに置いて、どんなものかを後ろから説明します。which は、その説明の始まりの合図です。

形の作り方は、前回の who と同じです。ちがうのは、説明される言葉が人ではなく、ものだというところです。この文では、which の前にある a bus が先行詞です。

まず、先行詞が人なら who、ものなら which を使います。

which は、動物を説明するときにも使います。

  • I have a cat which sleeps all day. (わたしには、一日中ねむっているねこがいます。)

先行詞は a cat で、ねこという動物です。

which は、「どの?」とたずねる疑問文でも使いました。

  • Which bus goes to the stadium? (どのバスがスタジアムへ行きますか。)

この文は「どのバス?」とたずねています。一方、a bus のような名詞のすぐ後ろの which は、たずねているのではなく、その名詞を説明しています。和訳でも「どの」とは訳さず、「スタジアムへ行くバス」のように言います。

2which の後ろの部分の作り方 主格の which、動詞は先行詞に合わせる

This is a bus which goes to the stadium. の which は、which から後ろの部分で、主語の役目をしています。そのため、今日の文では、which のすぐ後ろに goes という動詞が来ています。このように、後ろの部分の主語になる which を、主格の which といいます。主格という名前は、前回の who と同じです。

which の後ろの動詞の形も、前回の who と同じで、先行詞に合わせます。

  • I know a store which sells good bread. (わたしは、おいしいパンを売っている店を知っています。)
  • I know two stores which sell good bread. (わたしは、おいしいパンを売っている店を2つ知っています。)

上の文の先行詞は a store で、店は1つです。現在の文で先行詞が1つなので、sell に s をつけて sells にします。下の文の先行詞は two stores で、2つ以上です。こちらは sell に s をつけません。

which の後ろの動詞は先行詞に合わせます。現在の文で、先行詞が1つなら基本は s をつけ、2つ以上なら s をつけません。最初の文の goes も、先行詞の a bus が1つだからです。

2つの文を1つにする書きかえも、前回と同じ考え方でできます。

  • I have a bag. (わたしはかばんを持っています。)
  • It has many pockets. (それにはポケットがたくさんあります。)

2つ目の文の It は、1つ目の文の a bag と同じものです。同じものを2回言わずに、It のかわりに which を入れて、a bag のすぐ後ろにつなぎます。

  • I have a bag which has many pockets. (わたしは、ポケットがたくさんあるかばんを持っています。)

which が主語の役目をしているので、which の後ろに it は残しません。has のままなのは、先行詞の a bag が1つだからです。

3that と、who・which の選び分け 人なら who か that、ものや動物なら which か that

最初に見たバスの文の which を、that にかえてみます。

  • This is a bus that goes to the stadium. (これはスタジアムへ行くバスです。)

意味は、which の文と同じです。that は、which のかわりに使える関係代名詞です。

that は、ものだけでなく、人を説明するときにも使えます。

  • I have a friend that plays the drums. (わたしには、ドラムをたたく友だちがいます。)
  • I have a friend who plays the drums. (わたしには、ドラムをたたく友だちがいます。)

上の文の that を前回の who にしても、意味は同じです。that は、人にもものにも使える関係代名詞です。that の後ろの動詞も、先行詞の a friend が1人なので plays になっています。

1で見た「人なら who、ものなら which」に that を加えると、選び方は次のようになります。先行詞が人なら who か that、ものや動物なら which か that を使います。どれを使うかは、先行詞を見て決めます。

まとめ ものや動物の言葉の後ろに which、人なら who か that、ものや動物なら which か that

主格の which・that の文は、次の順で考えます。

ものや動物の言葉(先行詞)→ その後ろに which + どんなものかの説明 → which の後ろの動詞は先行詞に合わせる(現在の文で、1つなら基本は s、2つ以上なら s なし) → 2つの文からつくるときは、It のかわりに which を入れて、it は残さない → 先行詞が人なら who か that、ものや動物なら which か that

よくある間違いは、先行詞を見ないで who と which を選んでしまうことです。which や who を書く前に、先行詞が人か、ものかを確かめるくせをつけてください。

who・which・that の選び分けのまとめ

先行詞

人か、ものか

使える関係代名詞

後ろの動詞(現在の文)

a bus

もの(1つ)

which・that

goes(go に es)

a store

もの(1つ)

which・that

sells(sell に s)

two stores

もの(2つ以上)

which・that

sell(s なし)

a bag

もの(1つ)

which・that

has(have が has に)

a cat

動物(1ぴき)

which・that

sleeps(sleep に s)

a friend

人(1人)

who・that

plays(play に s)

用語のまとめ

用語

種類

意味

関係代名詞

文法の用語

人やものを表す言葉の後ろに置いて、どんな人か、どんなものかを後ろから説明する部分を始める言葉

which

語

今日覚えるのは、ものや動物を説明するときの which。This is a bus which goes to the stadium. のように使う

that

語

人にもものにも使える関係代名詞。which や who のかわりに使える

who

語

前回習った、人を説明するときの who

先行詞

文法の用語

which や who の前にある、説明される言葉。This is a bus which goes to the stadium. では a bus

主格

文法の用語

後ろの部分の主語になること。後ろの部分の主語になる which を主格の which という

主語

文法の用語

ふつうの文で最初に来る「〜は」「〜が」にあたる言葉。which から後ろの部分では、which が主語の役目をする

動詞

文法の用語

goes・sells・has・plays など。which の後ろの動詞は、先行詞に合わせて形を決める

疑問詞の Which

語

「どの?」とたずねる文で使う Which。Which bus goes to the stadium? のように使う

2つの文を1つにする

書きかえ

同じものを指す It を which にかえて、先行詞のすぐ後ろにつなぐ

よくある間違い

It を which にかえたら、which の後ろに it を残しません。 which が後ろの部分の主語の役目をしているので、it はもう要りません。

  • × I have a bag which it has many pockets.
  • ○ I have a bag which has many pockets.

先行詞が2つ以上なら、which の後ろの動詞に s はつけません。 two stores は2つ以上なので、sells ではなく sell です。

  • × I know two stores which sells good bread.
  • ○ I know two stores which sell good bread.

ものを説明するときは、who ではなく which か that を使います。 a bag はものなので、who は使いません。

  • × I have a bag who has many pockets.
  • ○ I have a bag which has many pockets.

人を説明するときは、which ではなく who か that を使います。 a friend は人なので、which は使いません。

  • × I have a friend which plays the drums.
  • ○ I have a friend who plays the drums.

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who・which・that の選び分けを例文といっしょにもう一度確かめたいときは、アニメーション編の動画を見てください。

重要語句 関係代名詞、which、that、主格、もの

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